日産自動車において発売以降、一貫してFRクーペスタイルを無骨なまでに守り抜いたモデルはフェアレディとシルビアしかない。さらに言えば直列4気筒エンジンの括りではシルビアしか存在しないのである。
月産4000台を記録し大ヒット作となった3代目シルビア以外、商業的に決して成功したとは言えない歴代シルビアが大きな転機を迎えたのが、アートフォース・シルビアで一世風靡したS13世代である。当時大人気だったホンダ・プレリュードの牙城を崩し、デート・カーとして男性にも女性にも大ヒットとなった。
マイナーチェンジを経て1800㏄のCA18から2000ccのSR20とり、以後S14、S15と続つモデルの中でも採用され続けたSR20エンジンは、アフターマーケットでも数多くのパーツが存在する。
生産中止以降も未だにチューニングの素材としての人気を維持し続けている。コンパクトな4気筒エンジンでプライベーターにも扱いやすく、サーキット、ドリフト、ゼロヨンとあらゆるステージで走る姿を見る事が出来る。故にありがちなチューニングでは並み居るチューナーとの差は付けにくくチューナーにとっての腕の見せどころでもある。
タービンキット
ブーストアップ(S14/S15)
ブーストUP+ECUセッティングで300ps程度を狙います。
HKS GT-ⅢRSタービンキット
過給圧1.5前後で400psオーバーが狙えます。圧倒的パワーと高効率タービンでオールラウンドな仕様に。
TRUST T517Z・T518Zタービンキット
過給圧0.8~1.0程度で340ps~380ps程度を狙います。コストパフォーマンスに優れ扱いやすい出力とレスポンスです。
400psを超えてくる仕様はエンジン強化、ヘッドガスケット交換、燃料系、吸排気系の変更は必須です。ノーマルクランクでバランス取り。エアフロ交換(R35用)
エンジン・補器類
タービン交換に合せたお勧めチューニング
HKSステップ1 カムシャフト
HKSステップ1カム交換に合せECUセッティングで低中速域のレスポンスアップと高回転の伸びを実現。
2.1L仕様
大容量タービンとの組み合わせで、鍛造ピストン、コンロッド、ノーマルクランクバランス取りで2.1L化。ブーストの立ち上がりを素早く、低速域が扱いやすくなります。
HKS2.2Lキット
トルク重視。大容量タービンでもエンジン本体のトルクアップで街乗りもし易く、ブーストの安定性、立ち上がりも改善します。